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#INTERVIEW 05| 橋谷 義仁 様
1本40,000円なのに 1年で20,000本売れた シャワーヘッド「ミラブル」の秘密
株式会社GWF 代表取締役 / 橋谷 義仁 様
事業内容は、シャワーヘッド「ミラブル」の一次代理店をやっています。今はそれをインターネットの自社サイトで販売するというのがメインです。
事業内容は、シャワーヘッド「ミラブル」の一次代理店をやっています。今はそれをインターネットの自社サイトで販売するというのがメインです。
きっかけはニーズを飛び越えるほどインパクトがあるCM
ミラブル自体は簡単にいうとシャワーヘッドです。一般的にシャワーっていうと、頭を洗う、身体洗うっていう風に考えるんですが、ミラブルの場合は基本的には美顔器みたいな位置づけになるんですよ。ウルトラファインバブルという、人間の目では見えないものすごく小さな泡がシャワーヘッドから出てくるんですね。それが毛穴よりも小さな泡なので、毛穴の中に入って、毛穴の中の汚れも全て洗い出してくれるっていう。
基本はお風呂浸かった状態で顔に吹きかけるんです。お風呂に浸かってシャワーを顔にシューって。むちゃくちゃいいですよ。
最初の出会いはテレビCMですね。ミラブル自体は2018年の秋ぐらいに発売されて、関西でもCMをちょこちょこやってたんです。それをたまたま、昨年のちょうど正月明けたぐらいに、テレビを見ていたら、CMが流れていて「これ、めっちゃええやん」と。
デモンストレーションに惹かれました。あのCMで伝わることって、すごくインパクトがあるじゃないですか?ニーズがあるとかないとか関係なく、それを飛び越える面白さがある。あれを見ると、「使ってみたい」とか「欲しい」って感じるので。あのCMでわかることは、油性マジックがシャワーだけで取れること。ということは油分。結局、人間の体についてる汚れって皮脂とか油分じゃないですか。お風呂にある汚れっていうのは石けんカスとかシャンプー。それも油分なんですね。ということは、お風呂の中が全部キレイにできるということ。それをあのCMを見た時に思ったんです。
もともと私はハウスクリーニングの会社をやっていたので、CMを見た時に、体だけじゃなくてお風呂の汚れも落ちるのであれば、これはすごく価値があるなと。お風呂のお掃除を頼んでくれたお客さんにこれをプレゼントするとか、販売できたらいいんじゃないか?と思いまして。さらに、CMでやってるように、油性マジックが落ちるっていうデモンストレーションができるから、これはお客さんに説明しやすいし、説得力があるでしょ?それって売れるための必要な条件だと思ってるので。
ミラブルが爆発的に売れた理由
そこまで細かいデータは取れてないのですが、年齢層では40代以上。40代50代60代といったところでしょうか。面白いのが、この商品は、今までインターネットを使って買い物をしたことがないっていう人たちを開拓してるんですよね。初めはその年齢層に対して響いてるっていうのは想像がつかなかった。なんとなく、美容とか美顔器とか、お肌にいいっていう商品は30代とか40代とかに響くのかなって思っていたんです
が、恐らく一番多いのが50〜60代ですね。
あと、これはお客さんの声を聞いてはじめてわかったんですが、50代60代になってくると、やっぱり肌が弱くなっていく。それで、普通のシャワーだと痛いことがあるそうです。この商品はミストがすごく柔らかく、頭皮環境にもよく、肌に刺激がないので。奥さんのためにプレゼントとして買う男性とかも多いですね。
ここまで爆発的に売れた理由は単純にプロモーションの上手さじゃないですか? インパクトのあるCMがあって、モノが本物だったっていうので、ちゃんとブランド化されていったっていうことかなと思います。口コミも「やっぱり、これはすごい」っていうのが多いです。他のシャワーヘッドとの違いは、他のシャワーヘッドはほとんどが、美容系に寄せて作っているし、メーカーじゃないところが作ってるものも多いですね。こんな商品があったらいいよねっていうアイデアとして生まれたものを、どこかの工場に作ってもらって売っている。だから性能はそんなに良くないんじゃないか
なと。
このサイエンスっていう会社は、もともと泡の会社なんですね。シャワーヘッドの会社じゃないんです。このシャワーヘッドの前に、ミラバスっていうお風呂があって。それは何かというと、泡を使って、「お風呂に入るだけで体がきれいになるよ」「今後タオルでこすらなくてもよくなるよ」っていう商品。要するに泡を取り扱ってる会社なんです。だから、他に真似のできない泡の技術を使って、どういうアプリケーションを作っていくかっていう観点に立ってる。たまたまその技術を活かしたときに「シャワーヘッドにもいいよね。」っていうだけ。だから、本物というか、他の美容系商品とはアプローチが全然違うんです。
今後の展望としては、実はこのミラブルを売り始める1年前まで、弊社はネットでものを売るということはやったことがなかったんです。ただ、やってみたいなっていうのはあったんですね。それがたまたま、このミラブルでやることになって、やっぱりすごい可能性というか、スケールのしやすさを感じています。だからこの5年間くらいで売上を100億までもっていきたいなって思っています。
この商品に関しても、多分まだ違う客層が開拓できると思っているんです。今は弊社がネットでボーンって走りだしたから、競合他社は追随して、うちと同じように真似してやってきてるけど、その分恐らく、他の客層に目がいってない。海外に展開していってる代理店は何社かあるけど、それ以外に、ターゲット層、客層を変えて取りにいこうとしてるところって無いんですよ。だからそこはまだ市場として全然伸びしろがあるなとは思っています。
あと、今年はイベントも出展したり、ミラブルと親和性が高いようなクリニックと組んで一緒に展開したり、百貨店に出したりだとかも考えています。