Webマーケティング, ノウハウ, ビジネススタイル, ビジネス戦略
「顧客はあなたの商品以外に何を買っているのか?」
マーケティングのことを勉強しているあなたは
そんな事はないと思いますが、多くの経営者が自分の売りたい商品を
いきなり売ろうとします。
プロの視点から言えばとても良い商品なんだと思いますが、
見込み客からすると何の価値があるか分からない、胡散臭い商品にうつることもありませんか?
ほとんどの見込み客は、知識がない状態で自分の問題解決や欲求を満たすために商品を購入します。
自分の知識がないものを人は『胡散臭いフォルダー』に格納するわけですね。
これが素晴らしい商品でも売れないという現象を引き起こしている訳です。
日本人の特性として、良いものを作れば勝手に口コミで売れるという幻想を描いている訳ですが、
実際のところは良い商品でも、全く知名度もなくほとんどが売れなくて
世の中から消えていくものが沢山あります。
見込み客の頭の中に、それが価値のあるものだと認識されない場合がほとんどだからですね。
一部の知識のある顧客だけが理解して、知る人ぞ知る売上の作れない商品を生み出してしまいます。
僕の先輩が、ハウスクリーニング会社を経営していましたが
とても素晴らしいモデルになっていました。
彼らの売りたい商品は、ガラスコーティングというほぼ一生、
汚れがつきにくかったりリビングのフロアに傷がつきにくかったりする
かなり優れものの商品なんですが、ほとんどが説明しないと買ってくれない。
あなたもガラスコーティングとか言われても『?』ってなりませんか?
ですので、まずはエアコン分解洗浄サービスを、
どの業者さんよりも安くで提供してそこからハウスクリーニングを販売して、
顧客との信頼関係を高めた上で、本当にプロとして価値があると思う、
ガラスコーティングを販売されていました。
これは素敵なビジネスモデルでしたね。
プロとして商品を販売しながら、顧客の知識を高めていき
本当に必要な商品へと寄り添いながら連れて行ってあげている姿に
感動すら覚えました。
経営者の優しさがそのまま出ているビジネスモデルでした。
あなたはプロとして売ってあげたい商品をいきなり販売していませんか?
まずは、あなたの商品を買う前に、見込み客は何を買っているのか?を理解して、
それを取り入れてみませんか?
そして、その後に顧客はあなたの会社以外でも色々なものを購入していますが
それはあなたの会社でも取り扱うことはできませんか?
一度、調べてみると利益がかなり上がると思います。
P.S.
ほとんどの会社がパワー勝負で売上をあげていますね。
P.P.S.
逆風が吹いた時に弱い会社はこのパワー勝負を仕掛けている会社になりますね・・・